今回のキーワードはまぎれもなく「素材」です。社名を連呼するお囃子に続いて、広瀬すずさんが「素材の会社だよ」と呼びかけるCMが流れていますが、具体的にどんなことをしているのかを知るいい機会となりました。ガイアにも火曜日に放送していたころからスポンサーとなっている素材メーカーがあり、シャーロット・ケイト・フォックスさんが出演していますね。
またかつては「何かいいことないかな」と模索した結果、「イヒッ!」とひらめくというCMがありましたが、今回登場した素材メーカーの技術者もまさしくそれでした。素材に触って、アイディアが湧き出て、「何か使えるものはないかな」という状態でした。技術者としては異例だと思いますが、積極的な売り込みが功を奏して、意外な企業からも声がかかるようになりました。
「何かないかな」という姿勢は、番組後半に出てきたメーカーにも言えることです。番組最終盤で「なぜ福岡県の中間市が」と思いましたが、中間市と九州大学の協定に「医学住宅等による健康寿命促進の取り組み」という項目があることを見逃さなかったのですね。「等」に深く食い込んだ格好です。余談ですが、この協定には先週こちらに書き込んだ”SDGs”の考え方が色濃く反映されています。
したがって、と言うべきでしょう、今回の奈緒さんは体験・実験をしていました。奈緒さんは靴に満足気でしたが、その後も履いていますか。「お持ち帰り」ならぬ「履き帰り」をした客を紹介していましたが、そんな気分になったのではないでしょうか。また、簡単な実験で直感的に新素材を使った服の良さを伝えており、こちらもよかったです。奈緒さんが読み上げた10種類もの機能を装着しても、値段が高くないことを願います。
来年・2022年は、水木しげる先生の生誕100年にあたります。これを記念して刊行されたものです。布枝さんも来年は卒寿を迎えますが、執筆をするうちに「100歳を目指す」意欲が高まったようです。自然にしたがって生きること、「あるがまま」をモットーにするということです。
これまでの著書に比べると、写真の数が多いです。中でも、実家(飯塚家)での家族写真が貴重です。結婚の3年前に撮ったものですが、ドラマの登場人物、実はこんな人という感じで見入りました。また、これまで幼少期を除くと写真でなかなか見ることができなかった長女の方も、巻末の座談会などに登場しています。長女は布枝さん、次女は水木先生に似ています。
布枝さんには、いろいろな相談事が持ち込まれることが多いらしく、著書でもしばしばそこから話題を切り出しています。「まず行動あるのみ!」というのは、「だらずぎも」が備わっているからのようです。「バカの肝」という意味ですが、どうしてどうしてなかなかのものです。ゲゲゲ放送中のあさイチで水木宅にお邪魔したことがありましたが、そんな一面を見たことを思い出します。
それにしても、高齢者にとっての大敵は転倒です。水木先生は頭を打って、あっという間に亡くなってしまいました。布枝さんも大腿骨を骨折して、長期入院を余儀なくされ、現在もリハビリに励んでいるそうです。訪問看護師の作成した「自宅でできるリハビリメニュー」が写真入りで紹介されていますが、「寝たままで両足の膝を曲げて腰を浮かせる」のはかなり運動強度があります。
調布市では水木先生の命日・11月30日までの10日間を「ゲゲゲ忌」として、多彩なイベントを繰り広げます。今年は奈緒さんのコンサートがそのオープニングの役割を果たします。コンサートのタイトルにも反映していますが、いつものコンサートとどう内容が変わるのかが気になります。














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