(面白いドラマは大体そうですが)第一話から第九話までいろんな伏線が引かれていて最後の展開に結び付く、というようになっている気がします。
その典型は、第一話の「あなたの気持ちは痛いほどわかる」「あなたに何がわかる」という島原と伏見のやりとりで、このセリフを第一話のラストで聞いた時、これは、このあと最後までスト-リーに影響をもつ二人の関係性だなと感じました。暴走しそうな伏見とそれを抑えて能力を引き出そうとする上司の島原センター長、という構図。それが、島原の夫が殺されてしまうという、全く予想外で驚きの展開によりガラッと様相が変わりました。
この復讐心という強い「感情」にどう打ち克つか、愛が深ければ深いほどそれは難しい。それが伏見のテーマであるのでしたが、やがては島原自身も同じ境遇になり同じテーマを背負うことになりました。
そして、第8話では、その犯人の蠣崎に引き金を引きそうになる島原にたいして伏見が「(蠣崎は)あなたを殺人者にしたいだけ、挑発にのってはいけない」と強く諫め、島原はあと一歩の殺意に打ち勝ちます。第一話とはお互いが逆の立場になったセリフでした。。
しかし、第9話では、今度はまた島原が、第一話と同じようなこのセリフを、復讐心を燃やす伏見に投げかけます。
「あなたの気持ちは痛いほどわかる……しかし、私たちの職務は復讐ではない」
でも、同じ言葉が、以前とは全くちがう重みを伴って伏見に響いているはずです。
言葉と言うのは面白いもので、また恐ろしいもので、「自分の内心の感情に正直になれ、魔物を解き放て」という嘘の教えでも、憎しみという強い感情に訴えられると、心がその言葉に支配されたりするのですね。
愛や優しさ、その気持ちが深ければ深いほど、それを奪った者への憎しみ(復讐心)も強くなるはず。それをこの真犯人はあおるだけあおり、利用しているのです。憎悪をこの世の中にまき散らしてどういうつもりなのでしょうか?
これは犯人との戦いであると同時に、島原や伏見にとっては「愛と憎悪」という自身の内心における戦いでもあるのでしょう。ましてや、二人は警察官ですから、職務意識も強いはずです。島原や伏見そして、それは、人間の良心や正義という事柄に拡げれば、島原や伏見にとってだけの問題でもないのでしょう。
これがこのドラマのテーマの一つであり、この物語の底に流れているものなのでしょう。
とすれば、伏見や島原が殺人を犯してしまっては、そのテーマがくずれてしまう。
だから要クンは死んではいないのではないか、という仮説が成り立つような気がします。
最終話でこれまでの謎を語るのは小牧ではないかなと思います。
その伏線は、おおかたの推察でやはり第6話にあるのかな?
でも、謎が多すぎて、さっぱりわからない、というのが正直なところです。
最終話、楽しみに待ってます!
観ました!最終回!
奈緒さんの言う通り、含みのある終わり方で、視聴者側も続編を願わずにはいられません!
ネタバレは一応避けた言い方で書きますが、最後のあの方!怪しかったですね笑
バイト先で先輩とレッドアイズの話をするときに、あの方が絶対怪しい!絶対なんかある!と言っていたので、あのシーンがきたとき、ほらっ!と思わず声を出してしまいました笑
Blu-ray情報も発表され、これから詳しい内容をチェックして予約したいと思います!
ひとまず、レッドアイズの撮影お疲れ様でした!
とてもスリリングで最高な3ヶ月でした!
奈緒さんのような上司のもとで働きたいです!














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