きっちょう より:

きょうはアバンタイトルで、克子さんのアップ映像が比較的長く写っていました。子どもたちの靴磨きで稼いだお金に対して、何と声をかけてよいものか、いろいろな思いが錯綜しているようでした。ここで無理に言葉を発せず、オープニングの後で、まんぷく夫婦たちの会話で、克子さんの気持ちの一端を推し量るという流れがよかったです。
きのうは100円、きょうは300円で着物が売れたのに対し、子どもたちが靴磨きで頑張っても８円余りでは、すいとんのない食事には程遠い感じがします。八つ当たりではあるものの、萬平さんに「あなたは発明家でしょう」とけしかけていた鈴さんはまんざら間違ってはいないのです。
今井家ファミリーには好印象は与えませんでしたが、世良さんの語る「不平等を利用した儲け方」も、あながち悪いこととは言えません。克子さんも「それでは闇屋と同じ」と堂々巡りの話に陥ってしまいました。本当に悪い人なら、儲けの手口など口にせず、黙って儲けるでしょう。

ドラマでは今一つ信用のない世良さんですが、「うたコン」の桐谷さんは２曲熱唱して、面目を施していました。出演者席には三姉妹と桐谷さんが並んでいて、司会の谷原章介さんから「まんぷくのみなさん」とひとまとめにされていました。（笑）
奈緒さんの好きな食べ物は焼き肉ではなく、「寿司」と来ましたが、こちらもしばしばお話になっている好物ですね。麻倉未稀さんは「鮪」とピンポイントでしたが、お寿司のことで話が弾む気がします。
そして、元気が出る曲として紹介した「全力少年」は、サウンドストーリーのリクエスト曲で流れたことがあります。奈緒さんも元気が出るとコメントしていたような気がします。奈緒さんがまんぷくに全力で打ち込んでいることを疑う人は、これまでの朝ドラを見たことのある人、とくにきょうの回を見た人にはいないはずです。
川中美幸さんは奈緒さん司会の紅白でも「二輪草」を唄っていましたが、あの時は応援の「てっぱんダンス」の方に目が行ってしまいました。今回はじっくりと唄を聴いて、まんぷく夫婦の行く末に思いを馳せることができました。