でこっぱちさんの書き込みを読んで、「ルノワール-伝統と革新」展のカタログを取り寄せました。
でこっぱちさんが感銘を受けた2点の美人・美少女画をはじめとして、国内外から有名作品を集めています。
要潤さんがBS朝日の番組で案内した作品も来日していましたし、晩年に手がけた彫刻も展示してありました。
2010年の春に上京したとき、この展覧会が1週違いで大阪に行ってしまったことをようやく思い出しました。
カタログでは作品のアップ写真がふんだんにあるほか、読み物や資料編も充実していて、なかなか重宝します。
ルノワールが磁器の絵つけ見習い時代をしていたころの作品(燭台)も、モノクロ写真ながら出ていました。
神話に出てくる女性を描くクラシカルなテーマのものですが、ロココ調の華やかな装飾が施されています。
のちの時代の作風を知り、奈緒さんと一緒に絵つけ工房の様子も見た私たちにとっては、興味を引くものではないかと思います。
ルノワールが晩年に避暑地として過ごしたエッソワを描いた作品も数点ありました。
モンマルトルなどパリで過ごすことの多かった彼にとって、田園風景はかえって物珍しかったようです。
奈緒さんも番組ではぶどう畑の中を歩いていましたが、ルノワールもデッサン中にはよくそうしていました。
またエッソワの風景は絵に描かれたものとそう変わらない雰囲気でしたが、街並み保存に力を入れているのですね。
昨日CSで再放送観ました。スーツ姿かっこいいです。
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