料理に一番大切なものは愛情だといいます。
愛情のこもった料理を食べるのが何よりの滋養になる...文字通り生きるための糧になる...
極寒の山頂では料理といえるほどの調理もできないのかもしれません。いくら愛情のこもった美味ししいものを食べさせたいと思っても、限られた食材、熱源、低い温度・気圧...でも、そういう中でも千代子は愛する夫のために少しでも温かく、生きる力になるものを口に運んであげたいと思っていたにちがいないですね。
全身全霊をこめて作り、衰弱していく夫の体の中に、少しでも生気を取り戻させる源になるものを摂るらせてあげたい...その一心だったでしょう。
その千代子の気持ちが、奈緒さんの一つ一つの演技で痛いほど伝わってきました。「弱音を言ってるひまがあったら、一口のお粥でも口に入れて元気を出そうとしてください。。。」という言葉も、到を励まし元気づける意味もあったでしょうが、私が心を尽くして作ったものだから少しでも食べてほしい、そして元気になってほしいという妻としての千代子の本音もあったように思います。
生き抜くの...という言葉に千代子のすべての思うがギュッと集約されたように感じます。
そいて、もっともっとこのドラマの感想はあって、書きたいのですが....
「お前には感謝しても感謝しきれないのに...」という到の言葉が、強く心に残りました。
私は、自分は、この夫婦のように極限の状況で生きているとは言えなくても、たとえそうであってもなくても、いつも到のような心境で、感謝をこのように口に出して言える気持ちで暮らしていくのが本来ではないのか。
そんな風に感じて、心が痛いです。
大切なものを思い出させてくれた、そのように感じています。
きのうのサウンドストーリー、
コメントゲスト・MINMIさんの選曲は
ビートルズの「抱きしめたい」でした。
テンションが上がる曲としてのご紹介、
自然と明るい気分になります。
ビートルズはこの時間、最多登場です。
シンプルなメロディーとリズムで、
いろいろな表情を描いています。
去年の秋にポール来日記念として
「私とビートルズ」のお話がありましたが、
今度は楽曲分析を交えて、
もう一度取り上げてはいかがでしょうか?















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