境港の水木しげる記念館に、このほど鬼太郎ハウスが作られました。写真を見ると、中庭にできたようです。なかなかユーモラスな感じがするので、記念館はますます楽しい施設になることでしょう。

鬼太郎ハウスといえば、ゲゲゲで貴司さんが喜子さんのために送ってくれたものを思い出します。今のように宅配便サービスが充実していない時代のことです、よく送ってくれたと感心したものでした。
そして、喜子さんが赤電話を使って、貴司さんにお礼をしていました。とくに２度目の電話はジーンとくるもので、傍らで話を聞いていた布美枝さんは泣き崩れてしまいました。
安来で一緒に生活していたころのこと、あるいはお互いに夫婦の危機を乗り越えてやっていこうとしていることが頭をよぎったのでしょう。奈緒さんが心から泣いていた名シーンの一つです。

そんなエピソードを振り返りながら、鬼太郎ハウスの写真をしばし眺めました。ゲゲゲは放送が終わってからも、あれこれと考えさせられることの多い作品ですね。