うまのっちさんから、「きもので登場し、襷掛けをして、ピアノを弾くのもいい」というお話がありました。
美しいキモノにはきもの姿で演奏するピアニスト・赤松林太郎さんが紹介されています。
激しい動きのある曲で袖が邪魔になることはあるものの、不自由な点はさほどないそうです。
そう言えば、ショパンに造詣の深いことで知られる遠藤郁子さんはかなり以前から着物で演奏しています。
写真で見る限り、とくに裾を短くしているようにも見えません。
むしろ帯の締め加減や足もと(ペダルを踏むため)に気をつける必要がありそうです。
ドレス・ジーンズに着物といろいろなスタイルで演奏する奈緒さんを見たいですね。
もちろん演奏する曲にもよりますが、伊那紬がよく似合いそうです。
奈緒さんの着物は振袖・紬ともに見応え充分で、大きて美麗な写真を堪能しています。
10月のブログでは遠い目に写っていた振袖ですが、今度は着物の柄ゆきばかりでなく、小物までもが鮮明に見えます。
奈緒さんの明朗な笑顔が周囲に伝播しそうな表紙もさることながら、全身を写した「今月の人」欄がさらに素晴らしいです。
四季の草花や松がいっぱいに広がった豪奢なデザインですが、奈緒さんならこれくらい華やかな方がちょうどいいのです。
紬は一転して落ち着いた柄ゆき・シックな色目のものが揃っています。奈緒さんはこちらも似合うからたまりません。
中でも紅花紬の色目の横段ぼかしの微妙さには驚くばかりです。
というのも、あとのページを見ると、紅花から絞ったばかりの紅はとても鮮烈な色目なのです。
これが幾多の過程を経ると、優しい色合いのパステルカラーとなって、奈緒さんのほんわかした笑顔とマッチするのは、何とも不思議な気がします。表紙とは違った感じの笑顔になっているのは、奈緒さんの表現力の豊かさですね。
こちらでは奈緒さんは、生地の手触りのよさや反物に体を当ててみることの大事さに触れています。
もともと感性豊かな奈緒さんのこと、触覚からも何か新しいひらめきがあり、感覚が拡がるかもしれません。
ただ誌面を見るだけでは、そういった点がわからないのは何だかもどかしいですね。
なお本誌は書店で取り置きしてもらいましたが、店の人は男性だからといって特に気にする風でもありませんでした。
大阪の小オバちゃん。 へ返信する コメントをキャンセル