花咲か父さん より:

昨夜のNHKEテレのクラシック音楽会、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番の演奏がありました。
この曲は奈緒さんのDVDで馴染んでいるので、どうしても奈緒さんの演奏を思い出してしまいます。
最初、奈緒さんのDVDを聴いたとき、ものすごい衝撃を受けた事を思い出します。
奈緒さんの自信あふれる力強い演奏に、もう唖然茫然、言葉も出ないくらい見惚れてしまいました。
その時の印象が、今でも強く強く心に刻み込まれています。

奈緒さん、演奏が終了すると同時に、会場から「ブラボー！」の声がかかり、奈緒さん「やったぁ」の一瞬の安堵の笑顔をDVDを観る度に素敵だなと思い出します。
この演奏会に参加された方のブログを拝見させてもらいましたが、「ブラボー！」は会場のあちこちからかかったようです。私も参加していたら、もちろん大声でブラボーと叫んだだろうな。
その方によると、第２部では奈緒さん、トークだけなのに真っ白なドレスに着替えて登場したそうで、こりゃぁ是非拝見したかったなぁ。

この２０番の協奏曲、もう一つの楽しみ方がありました。
カデンツァと呼ばれる独奏的な演奏で、第1楽章の365小節目と第3楽章の345小節目にカデンツァの指定があって、演奏者自身が作曲したものを即興的に弾くこともあるようです。
と言ったって、何小節目と言われても、私みたいな素人には全く分かりませんね。
手掛かりは、オーケストラの伴奏が伴わない小節のようです。
これを手掛かりに奈緒さんの演奏を聴いてみました。
「あっ、あの場面がそうなのか」と、そんな想いで鑑賞するのもいいのかなと思いました。
奈緒さんのカデンツァは予め作曲されていたものが用意されていたのでしょうか。
素人の私には分かりませんが、奈緒さんのこのDVDは私の一生の宝物です。